ああ だれだ？ 道産子は
寒さに強い なんて言ったの
ああ 自慢の ふるさとも
暮らすとなれば 楽じゃないぜ
あの頃 夢中で 投げ合った
雪玉は 砕けて 溶けていっても
吹雪く日の声も 風も
思い出すたび あたたかくて
ふるえてくるさ
今日は飲もう あの話 聞かせて
笑っていてよ 変わらない その笑い方で
ここにいてよ ここで飲もうよ
マイフレンド
ああ なぜだ？ 道産子は
こんなに焼肉が好きなの
ああ 長い冬を越え
待ちに待った夏は 短すぎるね
ねえ 時間は減ってくの？
それとも 降り積もっていくもの？
ラム肉と ビール 囲えば
煙の向こうに いつもの顔
そばにいてよ
子どもの頃に 見上げていたような
大人に なってなかったとしても
ここまで
気づけば 歩いてきた
ここからも
よろしくお願いします
この土地で 生きてきたんだ
バカ笑いは昨日のことのようで
わかっているよ 代わりはいないこと
わかっているよ 楽園じゃないこと
笑っていてよ 変わらない その笑い方で
ここが ぼくの それでも ぼくの
楽園で
なぁ マイフレンド